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代表取締役 出口博俊

独り言

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2011年08月05日

 サッカー元日本代表の松田直樹選手が急性心筋梗塞で亡くなりました。34歳ですからあまりに早い死です。この一報を聞いたとき、人間一人ひとりの宿命というものを感じずにはいられませんでした。
 今から数ヶ月前、彼が横浜Fマリノスを戦力外通告されてから紆余曲折を経て松本山雅FCに入団を決めるまでのドキュメントをテレビ番組で見ました。マリノスを戦力外になった後、いくつかの選択肢の中で松本山雅を選択した訳です。私はその番組での彼の決断に男の「意気」を感じました。そして何時の日かそう遠くない時期に松本山雅がJ2、J1の昇格のニュースを聞く事になるのではないかと期待していたのです。しかし、まさかの心筋梗塞を起してしまい、その松本山雅の練習場にはAED(自動対外式除細動器)が常備されていなかった。松田選手が発作を起した時、もしAEDを使う事ができたら助かったのかどうか、これはわからないことです。しかし、あの番組を見ていたものとしてなにか松田選手の宿命を感じてしまうのです。
 もしも「発作が半年前に起こっていたら」、「練習場にAEDを完備しているチームに移籍していたら」、事態は全く違う局面を迎えていたのかもしれません。しかし事実はそうならなかった。
人には宿した命、宿命があってこれは誰にも変えることができないと言います。生まれた時には死ぬ時が決まっているのだと。普段いつもそんな事を考えている訳ではないのですがこういう出来事が起こるたびに人の命の儚さを思い知らされます。
私の父も4年前、中国旅行中に脳梗塞を発症し大変な後遺症と高次機能障害となりました。当時「何故よりによって中国で・・・」と悔やんだものです。もし日本で発症していれば今でも後遺症なく生活できていたのではないかと。しかし、現実はそうならなかった。人は辛くてもこの現実を受け入れるしかないのですね。
起こった現実をしっかり受け止め、誰かのせいにすることなく与えられた、限られた命を懸命に生きる。それしかないですね。
松田選手の冥福をお祈りします。

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