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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

納得できるようで出来ない話

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2010年10月16日

 今年も恒例のハワイ島旅行に行って参りました。そこでも毎朝、ジョギングをしたわけですが外国ではすれ違う人ほとんど全員が挨拶しますね。日本にはそのような習慣が無いので最初は面倒になるのですが挨拶されて悪い気はしません。その内、それが当たり前になってくると挨拶しない日本人とすれ違うと何となく不愉快になります。やはり積極的に人間関係を作るためには挨拶はやはり必要だなと実感します。

 ところで、最近小沢元幹事長が検察審査会に2度「起訴相当」と決議され、結果強制起訴されました。決議理由を読むに連れ恐ろしくなります。断っておきますが私が個人的に好き嫌いで言うのではありません。「市民感覚で到底納得できない」「一般的に考えて不自然」等、こんな事で起訴していいのでしょうか。たとえば3億円タンス預金を持っているのは一般的には不自然で市民感覚では納得できないでしょうがそれが犯罪なんですかね。そんなこと言い出したらタンス預金をしている人はみんな捕まります。政治家なんだからお金に関しては「瓜田に靴を入れず。李下に冠を正さず」で疑わしい事をしてはいけないと言うのは納得できます。しかし犯罪被告人として裁くというのはあまりに論理が飛躍しすぎています。金銭感覚など、十人十色です。社会人一年目の新入社員と多額の利益を出している会社のオーナー、金銭感覚が同じはずがありません。それを金銭感覚が同じもの同士が、異種の感覚を持っている人間を裁く現代の魔女裁判のように思えます。「豪腕」と称し、旧態依然とした政治家の象徴を作り上げそれを裁く、みたいな感じがするのは私だけでしょうか。これは政治的責任ではなく刑事責任を問うのですから。検察が公判を維持できないとして不起訴にしたものを新たな証拠も無く一般人が市民感覚で起訴するというのはどう考えてもおかしいです。というか怖いです。
 以前、GMやフォードのCEOが国に救済を受けるための公聴会に自家用ジェットで行った事を取り上げられ集中砲火を受けていましたね。そして2度目の公聴会では電気自動車で現れたという話。あれもおかしい話ですね。元来、数十万人の社員を使い利益を確保しなければならないトップは分単位の仕事をしなければならないはずです。アメリカのような広い国を駆けずり回らなければならない立場の人なんだから移動手段として自家用ジェットを乗るのは当たり前ではないですか。それとも、飛行機はエコノミーを乗っているCEOであれば赤字を出してもいいのでしょうか?数兆円の売り上げを作り黒字でも赤字でも数千億円規模の利益や損失を出す企業の移動手段など取るに足りない金額です。その出た結果を責めるのは分かりますがその交通手段を攻めるのはおかしいです。一般市民の感覚からしたらおかしい、納得できないと責める世論とかムードと言うのは気をつけなければなりませんね。

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