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気ままに更新する
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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

いよいよ新年度

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2010年04月02日

新年度が始まり、当社にも新入社員が数名入社致しました。やはり大学を卒業したての若者は初々しいですね。そしてこの時期に桜が満開を迎えます。私はいつも感じる事なんですが桜を見ていると非常に物悲しくなります。何か散っていく美しさと言うんでしょうか、満開を迎えるとあっという間に散ってしまいます。その「散る予感」が余計桜の美しさに輪をかけているんでしょう。またこの時期、日本人にとって入園式、入学式、入社式、転勤等、一つの人生の変わり目に重なり、この変わり目の思い出がどんどん重なってきてより感慨が深まるのではないかと思います。
 当たり前の事ですが桜を見ながら感じた数だけ歳を取っているんですね。皆さんはどんな場面で見た桜が印象に残っていますか。私は真っ先に思い出すのが、場所は市谷の外堀、大学入学で上京した18歳の時、とあるサークルの新入生歓迎会で大学の校歌を先輩と肩を組んで歌いながら見た夜桜です。両親から離れた解放感と、一抹の不安感が入り混じった感覚、そして「大学生になったんだ」と言う達成感を味わいながら見た桜。今から30年も前の話なんですがまるでつい最近あったかのようにはっきりと覚えています。次に思い出すのが、社会人一年生の時、場所は井の頭公園、始まる数時間前から自ら場所取りをして開いてもらった新入社員歓迎会に見た桜。その当時、井の頭公園のボートに一緒に乗ったカップルは別れると言うジンクスがあってその話で盛り上がった事を思い出します。出会い、別れ、その色々な場面で登場する桜。そうやって考えると、ずっと時代をさかのぼって、太平洋戦争の時、軍歌「同期の桜」にあるように国のために散っていった英雄たちの見た桜と、桜は一年に一回十日程度しか咲かないけれど日本人のいろんな場面を黙って見守ってくれているんだなと考えてしまいます。
 また、「有終の美」と言う言葉があります。我々は、限られた命を生きているとは分かっています。分かってはいるのですが病を持たず、またその結果命と言うものに思いを致すことなく日常生活を送っていると限りある命を生きているのだということをついつい忘れてしまい時間を無駄にしがちです。そんな時、一年に一回の桜を見るたび戒められるのです。精一杯生きなさいと。限られたたった一回の命なんだからと。
 新年度と言うのは、新入社員に限らず我々社会人全員が初心を思い出し襟を正す時にしなければなりませんね。

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