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代表取締役 出口博俊

「何を言っているのか」に耳を傾けましょう

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2010年02月15日

 父が常々口にしていた言葉があります。それは、この社会は「何を言っているか」ではなく「誰が言っているか」なんだと。この言葉、若い時にはピンと来なかったのですが社会人生活を二十数年も経験しますと真理だなあとつくづく感じます。誰かが何かを発言した場合、その意見に賛成するか反対するかはその発言した内容云々よりも、その発言を誰がしたかに左右されると言う事です。人は、自分が信頼している人の発言だと多少おかしなことを言っていても賛成に回り、自分が嫌いな人の発言だとその発言が例え筋が通って正しい事でも反対に回ってしまいます。これが人なんでしょうね。
 しかし、これは非常に危険な要素を含んでいるように思います。たとえば、去年、時の総理大臣が漢字を読めないということでバッシングを受けた事がありましたね。しかし、そもそも漢字が読めると言うことと政治家として有能であると言う事はイコールではないですよね。次元が違うかもしれませんが漢字が読めなくとも、トップセールスマンになる人間もいます。私事で恐縮ですが、私の祖母は漢字が読めませんでしたがまだ年端も行かない私に、多くの生きていくための知恵を与えてくれました。漢字が読める読めないは人格者の有無に何の関連性もありません。しかしやはり「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になってしまうのですね。いったん嫌われたらどんな事を言っても聞いてくれなくなります。そしてそれが怖い。日本は今大変な問題を抱えています。たった一つ取り上げるだけでも、歳入が40兆円そこそこに対し歳出は90兆円。こんな事で国が回るはずがありません。誰が考えても分かる事です。しかし、「政治と金」あるいは「大臣の失言」の問題などどうでも言い事で、政治不信となり国民が「何を言っているか」を聞かなくなった。その為支持率を維持するために耳に聞こえの良いばら撒き政策を取り続けた結果(全ての政策がそうだとは言いませんが)、国の借金は800兆円を上回ると言うところまで来てしまいました。
 我々がしなくてはいけない事は、政治家が「何を言っているか」に耳を傾ける事ではないでしょうか。誰だって叩けば埃の一つや二つは出るでしょう。その様なものに振り回されて肝心な日本の将来を駄目にするような事があれば次世代の人たちに申し訳が立ちません。同時に財政問題の先に来るであろうインフレに対してしっかり準備をしておくべきです。それが不動産購入です。(結論が長すぎました。)

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