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プリンセススクゥエアー
代表取締役 出口博俊

マラソンのシーズン到来です

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2009年10月31日

 今年も残すところあと二ヶ月となりました。11月の声を聞くと私にとって試練の月が到来するイメージがあります。11月の最終日曜日に開催される河口湖マラソンに参加するための走り込みをする月だからでしょう。私自身のノルマとしてマラソンを走る一ヶ月前から10日前までに必ず30キロから37キロの走り込みを3回実行することを課しています。品川駅近辺からスタートし皇居まで片道8キロ、皇居1週5キロを3週から4週走って戻ってくるルートを採るのですがこの走りこみはとにかく孤独です。所要時間は2時間半から3時間です。2時間ドラマの拡大版の放送時間中ずっと走っているわけです。マラソン大会と大きく違うのは沿道に応援してくれる人はいません。給水ポイントもありません。ただひたすら走って30キロを越えたあたりにくる足のダメージを体に記憶させるのです。それが辛い。何事も本番よりもその本番にいたるまでの努力が大変なんですね。それを3回繰り返して初めてフルマラソンに挑戦する権利を取得した気分になります。しかしこの練習、年々きつくなってきているのは気のせいでしょうか。歳のせいなんでしょうか。初マラソンが40歳のとき、その頃に比べるとタイムは早くなってはいますがその頃はこんなに疲れが残らなかったような・・・多分気のせいでしょう。
 不動産業界というところは恐いところで10年に一回のペースで来る不況で優良企業が瞬く間に倒産してしまいます。バブル崩壊の時にも起きましたが、バブル崩壊から伸びてきて上場を果たした幾多の優良企業も今回のサブプライム問題に端を発した金融危機で突然死しました。原因は簡単です。良い時は銀行はお金を貸します。しかも銀行同士が競い合って。そして仕入れた商品は次々と売れますから業績は右肩上がり、それでまた借りる、これを繰り返しているうちにそれが当たり前になって銀行は永遠に貸してくれるような錯覚に陥ります。そして理由は色々ありますが突然の販売不振。そして融資のストップ。借り入れ過多になった会社に生き残る手立てはありません。分かっているんだけど嵌ってしまうんです。「人生は短距離走ではない」と云います。正にその通りで、兎に角終わりのない長距離を走り続けるのが会社ですからどこでどんなアクシデントが起こるかわかりません。常に最悪を考えて自分のペースを守り続けなければなりません。不動産業というとはたから見たら、派手な業界だというイメージがあるかもしれませんが、財閥系の業者は別として実態としては非常に地味な会社だけが生き残れる業界なのです。私にとって不動産会社の経営は正にマラソンそのものなんです。

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