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代表取締役 出口博俊

貯蓄のススメ

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2009年08月03日

 先日、リート(不動産上場投資信託)の勉強会に参加してきました。同じ不動産業界ではありますが、大型事務所ビル、商業用施設、ホテル等ロッドの大きい不動産の取得運用を行っている業界の景況感は、我々中古マンションという限られた分野の景況感とは違い、大変厳しい状況だとの事でした。何十億とする物件をキャッシュで買う人は限られています。やはり銀行からの借り入れをして購入するわけですが、その肝心の銀行の貸し出し姿勢が大変厳しく、結果買い手が中々現れず不動産が動かないらしいのです。回復には少なくとも後数年はかかるのではないかという話でした。昨年末あたりから活発に取引されている中古マンション市場とは対照的です。一括りに不動産業界といいますがこんなにも違うものかと驚きを感じました。
 さて、景気の良い時にはさほど必要だとは感じなくて、悪くなった時に感じるもの、それは貯蓄ではないでしょうか。事業を例にとると、会社は赤字だからという理由では倒産しません。会社にとってお金とは人間の体に例えると血液です。血液が流れている限り人間(会社)は死にません。その血液は借りてきたものかそれとも稼いだものなのかはこの際関係ありません。流れている限り大丈夫なのです。ところが、この血液を貸してくれる血液バンク(銀行)というところは健康なときには熱心に輸血をしてくれますが、体を壊すと、一転血液を抜きに来ます。それでなくても体力が落ちているときに血液が抜かれてはそれこそ生命に関わる事になります。本当はその逆がベストなんでしょうが、血液バンクだって事業をしているわけですから致し方ありません。そこで、自己防衛として健康なときに献血をして血液を貯めておかなければなりません。この行為が貯蓄です。(これをやっている企業とやっていない企業で明暗が分かれます。不況の時は残酷なほど。)わかりきったことを長々と書いてしまいましたが、これは個人にも当たることです。転職や不慮の事故等、収入が減ったときに借金をすればそれこそ自分の首を自分で締めるようなものです。前向きな借財(不動産購入や車購入等)の金利は安いのですが、後ろ向きな借金(収入の補填や借金の返済のための借り入れ)の金利は高いはずです。収入の目減りが一時的なものであれば良いのですが、結構これが続いたりすると収入は減るわ、返済はしなければならないわ、それこそ「泣き面に蜂」です。(経験者は語るです。)だから貯蓄なんです。が、これが結構貯まらないんですね。使うとあっという間になくなるのに、貯めるとなるとそれこそ徳川家康の「重き荷物を背負い長き坂を上るが如し」なんですね。我慢・我慢の連続で収入の一割の天引き貯金、頑張りましょう。誰が言ったか知りませんが、「福沢諭吉」は寂しがり屋さんだと言います。たくさん集まっているところに行っちゃうらしいですから、しっかり捕まえておきましょう。
学問のススメ」ならぬ「貯蓄のススメ」でした。
笑えませんね・・・

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