常識
2015年04月10日
先日、東京ビッグサイトで開催されたペットフェアーに行ってまいりました。私にとってペットは小学生時代の苦い経験から飼ったことがなく、ペットとは無縁の生活を送っています。今回は小学生時代からの友人がペットショップへのペットの卸やペットショップのディスプレイ企画の仕事をしていて、その関係でペットフェアーで爬虫類触れ合うブースを任されているというので見に行ってきたわけです。
いやいや、驚きました。その入場者の数の多いこと。同じビッグサイト内でドッグランのような催しがあったせいか犬を連れた来場者で溢れかえっていました。また、展示されている商品を見ても驚くばかりです。おそらく業務用なのでしょうがペット専用のドライヤーが二十数万円、犬専用のトレッドミルも売っていました。ペット服も数千円から数万円するものもありました。ペット専用のお菓子がタイムセールで「三袋1,000円」、それって人が食べるお菓子より高いですよね。ペットに触れなかった生活をしていたせいか、私はいつの間にかペットに関しての常識について浦島太郎状態になっていることに気づきました。また、爬虫類のブースには蛇や亀、カメレオン、イグアナ等という、あまり触れあいたくない動物が展示されていました。友人が私に白いパイソンを首に巻いて写真を取ったらどうか提案されましたが、即却下、触る事だけで精一杯という情けない有様でした。しかし、聞くところによるとこれらの爬虫類をペットにしている人の男女比は同じくらいというのですから驚きです。「爬虫類に興味を持つのは男性」という常識も見事に覆されました。
常識というのは一体何なのでしょうね。
一昔前、クイズでこういう問題がありました。
父親と息子が車に乗っていて交通事故にあいました。父親はその場で亡くなり、息子は救急車で病院に搬送されました。検査の結果、脳挫傷のため緊急の開頭手術になりました。担当医が手術室に入ってきて患者を診るなり、「これは私の息子だ!」と言って卒倒しました。なぜでしょう?
この問題、答えは「担当医は女医だった」わけですが、「医者は男」という常識があった時には難問になりますが「医者は男女同数」という状況の中では問題にさえなりません。
結局、常識は私たちが今まで生活してきた中で作られてきたルールでしかないのです。この常識にとらわれていると化石人間になってしまいますね。勉強、勉強。