縄跳び
2014年08月23日
8月初旬のことです。人間ドックの結果が郵送されてきました。私は、健康には気を配っているつもりでしたので「要泌尿器科受診」の文字を見てショックを受けました。診断名は「尿管結石」、以前の人間ドックで腎臓に結石があることはわかっていたのですがそれが最近になって尿管に落ちてきたということのようでした。しかも、水腎症をおこしていて症状がなくても泌尿器科を受診してくださいとのこと。慌てて、泌尿器科に受診したのですが結果は、積極的な治療が必要とのことで、手術で結石を粉砕することになりました。この病気を聞いたことがない方もいらっしゃるでしょう。簡単に説明します。腎臓は血液中の老廃物を取り除き、その老廃物を尿と一緒に体外に排出する機能を持っています。その排出をする尿は、腎臓から尿管という細い管を通り、膀胱に蓄えられ最後は尿道を通り「尿」として放出されます。この腎臓の機能、血液中の老廃物を取り除くとき、結晶化しやすい物質が血液中に多く存在するとその老廃物が腎臓で結晶化し、それが固まって石となります。それが腎臓結石です。この石が何かの拍子に尿管に落ちてくると尿管結石、膀胱まで落ちると膀胱結石となります。この病気、人によっては激痛が走り、また血尿が出たりしますが石自体に問題があるわけではありません。小さい石であれば自然に排出されるのを待つだけで十分です。問題なのはその石のせいで尿管が狭くなり詰まってしまうことです。詰まると、当然尿は逆流し腎臓に戻ります。そうすると腎臓が腫れ機能低下を起こします。この状態を水腎症というのですがこれが続くと腎臓がダメージを受けるため早めにその原因となる石を取り除かなければならないのです。私の場合は、自覚症状は全くないにもかかわらずこの水腎症を起こしているため「急いで手術」となったのです。
手術日は2週間後と決まりました。しかし私は高々体内の小さな石のせいで症状もないにもかかわらず入院をし、手術をしなければならないことが納得できません。何とか手術をしないで石を膀胱に落とす方法はないのかと調べたところよく水を飲むこと、また体の上下運動、特に縄跳びがいいということが分かったのです。デッドラインは2週間、早速縄跳びを購入し「石排出作戦」を開始しました。しかし、皆さん想像してください。早朝、マンションの前で子供ならまだ理解できますが50を超えたオッサンが縄跳びをしている姿を。笑えますよ。少なくとも私は今までそんな光景を見たことありません。通行人には奇妙に映ったでしょう。「この人は何を目指しているのだろう?」そんな視線を感じました。さすがに「石を落としているんだ!!」とは言えず・・・
それはともあれ、縄跳びをやって気づいたのですが、キツイですね。説明書には「30分を目標に始めましょう」などと書いてありましたがとんでもない。2分跳び続けるのが精一杯、これを5セットやったら完全ダウンでした。だからこそ、やってみると面白いものです。皆さんも挑戦されたらいかがですか。但し屋外ではなくジムで。
続けること10日間、お陰様で手術前の検査で石が消失していました。
健康第一です。