新駅
2014年07月10日
JR東日本が、品川と田町の間に新駅を作ると発表しました。駅の位置は芝浦水再生センターの近くだということです。これはかなり大規模な開発になるんじゃないでしょうか。私は、今から18年前の平成8年から品川港南口から徒歩5分のマンションに住んでいました。というと、駅近というイメージがありますがその頃の品川駅の港南口は大変貧弱な出入り口で駅構内に入ってから地下通路のような通路をひたすら歩き、山手線プラットフォームにたどり着くまで5分かかりました。都合、10分。駅からのアプローチも古びた中日新聞の本社ビルや食肉市場関連の寮、倉庫等、とても住環境が優れているとは言えませんでした。また当時の港区は昼間の人口に比べ、夜間人口の減少に歯止めがかからず、オフィスビル建築の条件として一部居住用マンションを作らなければならない時代でした。そもそも品川駅の東側は住むという環境よりも、倉庫街というイメージだったのです。それが、品川駅再開発が始まったのが平成12年ごろからです。始まったとはいえどんな駅になっていくのか想像がつきません。駅直結のマンションができるというのでその物件の説明会に行った時も、理屈では理解できるのですがイメージがつかないのです。私の想像力が不足しているのでしょう。あれから14年、完成した駅周辺を改めて見てみると当時の私の完成したイメージとは全く似ても似つかない別空間になってしまいまた。街ができるということはこういうことだと思い知らされました。再開発というのは無から有を生じるということなんだと。
今回の新駅構想の場所は、私がいつも朝ジョギングをしているコースに当たります。最近走りながら「いったいどんな駅になっていくのだろう」と想像を膨らませています。今は芝浦水再生センターの周りや、第一京浜の高輪郵便局からのアンダーパスになっている通路は天井が低くまた線路の下を歩くせいか暗いイメージがあり夜一人で歩くのが怖いほどです。それがどう生まれ変わるのか、考えることは楽しいですがやはり私のような貧困な発想では大した想像しかできません。おそらくその想像を凌駕する街に生まれ変わるのでしょうね。田町の南口の再開発を含め、私が走っているコースがどんどん変化し、人がいなかったエリアに人集まってくるのを見ていると少子化等で塞ぎがちの日本に活気を与えてくれるようでワクワクします。
勝どき、豊洲などのエリア内もそうですが電柱が一本もない新しくできた街を散策すると元気をもらえます。子供たちであふれている公園を見ているとこのエリアは日本の将来に期待を持たせてくれるエリアになっていくのでしょう。
日本が国際として生まれ変わっていくことの大切さを学ぶためにもぜひ新しくできた街を散策してみてください。