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代表取締役 出口博俊

これからの投資

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2014年01月16日

 2014年が始まりました。今年もよろしくお願いします。今年の最初のイベントは何といっても東京都知事選ですね。元厚生労働大臣の舛添さんに加え、原発即時撤廃を唱えている小泉元首相と連携することで細川元首相が立候補を表明しました。それ以外にも何人かが立候補を表明しており最終的にどんな候補者が出そろうのか大変興味があります。

 個人的には私は応援したい人物がいますがそれはさておき、今回の選挙で争点となる?脱原発問題で気になる記事が出ていました。去年11月の日本の経常収支が5928億円の赤字となり比較可能な1985年以降では過去最高を記録したことです。円安も影響しているのでしょうが、原発の稼働停止による液化天然ガスの輸入増が原因の一つになっていることは間違いありません。日本は自前でエネルギー燃料を賄えない為、経済活動に必要な燃料を安定的に手に入れるため、他の先進国に比べ割高な燃料価格で調達しているという話を聞いたことがあります。この点も今後早急に改善していかないと日本の将来に暗雲が漂うことになりかねません。
 日本の財政赤字は累積赤字が1000兆を超え、そのこと自体深刻な問題です。にもかかわらずリーマンショックのような経済危機や東日本大震災のような日本にだけ起こった災害が発生した場合、本来なら財政赤字がひどい日本の通貨は売られてもおかしくないのに常に円高に振れてきました。これには様々な要因があるのでしょうが大きな理由としては日本全体の企業、個人が持つ金融資産が日本財政の累積赤字を大きく上回っている事と、やはり日本の経常収支が常に黒字であったことではないでしょうか。世界経済の中で円が信任されている要因の一つがエネルギー燃料の輸入増により崩れようとしている現在、脱原発は日本の為に良い選択になるのでしょうか。
 そんなことを考えていた時、今日米国が、原油の輸出解禁の議論が起こっているという記事が出ていました。エネルギー確保を優先課題としてきた米国が、シェールガス革命によりエネルギー燃料の輸出という180度転換した政策を取ろうとしているという事です。
これは世界がドラスティックに変わる出来事になるかもしれません。まず米国の貿易収支が劇的に改善することを指しています。また、今までエネルギー燃料の安定確保の為に中東の政治的安定のリーダーとなってきた米国の方針が変わり、内向きの政治となる可能性もあります。

 日本が原発再稼働という現実路線から脱却し脱原発を早める議論をしようとしている現在、やはり投資は、円だけではなく他の通貨、特にドルでの運用を考えていく必要があるのではないでしょうか?
 また円の信認が低下した時に起こるであろうインフレに強い不動産も必要な投資先であるでしょう。いずれにしても日本は厳しい状況に立たされていることを考えて投資をしていきましょう。

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